石橋正裕のおススメ読書ブログ

読んでみてよかった・視野が広がった本の感想を書いていきたいと思います。

アドラー心理学を一躍有名にした「嫌われる勇気」対人関係に悩んだらこの1冊!?

みなさん、こんにちは。石橋正裕です。

 

今回、紹介する本は、この1冊

「嫌われる勇気」

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

 

2013年12月に刊行された本ですが、4年以上経た今でも、

本屋にいくと、平積みにされるぐらいベストセラーになっている本ですよね。

 

この本で「アドラー心理学」という心理学を知った方も多いかと思います。

私も実際そうでした。

 

これまで心理学といえば、

日本では、フロイトユングといった学者が有名ですよね。

私も学校でもフロイト心理学を習った気がします。

(ちなみにユングフロイトのお弟子さんです。)

 

アドラー心理学も実際は100年ぐらい前に研究されたものなので、

特別新しい学問ではないのに、なぜ今注目されているのか気になりませんか?

 

フロイトアドラーの大きな違いについて調べてみました。

フロイトが提唱した「原因論」に対し、

アドラーが提唱したのは「目的論」という性質が真逆な学問のようですね。

 

フロイトの「原因論」とは、

「その人に起きている問題は、過去に起きた出来事が原因で起こっている」とのこと。

 

トラウマという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

つまり、今起きている問題の原因(トラウマ)を明らかにしながら、

問題に向き合っていく考え方みたいです。

 

一方、アドラーの「目的論」では、

「いま抱えている問題は、今の自分の目的がそうさせている」という立場をとるみたいです。

 

過去の「トラウマ」というのは存在しない。

「目的を変えることで、意識を変えることができる」という考え方なんです。

つまり、「今をどのように捉え、過去をどのように解釈するか」が大事なんですね。

 

仕事、プライベートに限らず、

悩みは、対人関係の悩みから来ていることが多いように感じませんか?

 本書では、対人関係を改善していくための具体的な方策を提示してくれています。

 

私自身も本書で読んだことを実践しながら、より対人関係をよくしていきたいと思います。